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2011-10-15

Netwalkerセットアップ(2/5)

●タッチパネル補正

最初は明らかにタッチパネルの反応がおかしいので補正する。
システム→システム管理→タッチパネルの補正
説明通りに操作し、ログオフ→ログインすると適用される。
画面端、特に下端がうまくいかない・・・これが限界なのか。


●マウス操作改善

システム→設定→マウス→全般タブ
ポインタの速度を加速、感度とも一番左にするといい感じ。


●SSD負荷軽減(noatime)

netwalkerはSSDを利用していて、これは書き換え可能回数が少ないらしい。
消耗しきってしまうと交換が必要だそうで。
ファイルアクセス日を更新しないようにして少しでも本体SSDの消耗を抑える。
$ sudo gedit /etc/fstab
そして編集する。
ubi0_0 / ubifs defaults 0 0
ubi0_0 / ubifs defaults 0 0

ubi0_0 / ubifs defaults,noatime 0 0
ubi0_0 / ubifs defaults,noatime 0 0
に変更する
そして次のコマンドを実行する
$ sudo mount -a

参考:
http://chirijiri.blog17.fc2.com/blog-entry-172.html
http://plaza.rakuten.co.jp/kapper1224/diary/201005180000/


●SSD負荷軽減(WriteBackとSwap)

キャッシュを頻繁に書き戻すとCPUを使う、

Swapも。これらの頻度を下げる。
$ sudo gedit /etc/sysctl.conf

以下の値を変更する。なければ追記する。
vm.swappiness = 10
vm.dirty_writeback_centisecs = 1500
vm.dirty_background_ratio = 30
vm.dirty_ratio = 60
設定を反映する。
$ sudo /sbin/sysctl -p

各値を簡単に記述。詳細は別途調べましょう。
vm.swapiness : 値が大きいほどSwapを使おうとする。デフォルト60
vm.dirty_writeback_centisecs : pdflushの起動間隔。デフォルト500
vm.dirty_background_ratio :pdflushする基準となるページ割合。デフォルト10
vm.dirty_ratio : dirty_background_ratioと同じ意味合いだが、これを超えると優先度の高いプロセスでpdflushする。デフォルト40

参考:
http://kiyoeri.gotdns.com:8086/pukiwikiplus/index.php?pdflush%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F
http://plaza.rakuten.co.jp/kapper1224/diary/201005180000/
http://raymonmon.blog38.fc2.com/blog-entry-25.html
http://isoya7.blogspot.com/2011/01/linux-vmswappiness.html


●ネットワーク接続

ネットワークに接続しないと使い物になりません。
USB経由でLANケーブルを差してもよいのですが、今回は普通に無線LANでいきます。Netwalkerは2.4ghzのb/gに対応しています。
うちには2.4ghzのb/g/nと5ghzのa/nがあり、2.4ghzの方に繋ぎました。
最初全然繋がらなくてアクセスポイントを再起動したりしてたら繋がるようになりました。
それ以降は常につながっていますが、ネットを見るかぎり他の人も最初は苦労していたみたいです。


●リカバリディスク(MicroSDカード)の作成

Netwalkerでfirefoxを立ち上げるとsharpのサイトに繋がる。
そこからリカバリディスクの作り方のサイトにいって指示通りにすればよい。
MicroSDカードは2GB以上のが必要。作成にはそれなりに時間がかかる。
ちなみに、それでリカバリするとデスクトップのランチャー的アイコンが全て消えた・・・?他にそういう情報がないので自分だけかもしれないが。。。
とりあえずデスクトップのアイコンはショートカットリンクをデスクトップに貼りつけて、サイズを引き伸ばしただけのものらしいので気にしないでおく。


●システムアップデート

初期状態だとリポジトリが古かったりして何もできないのでシステムアップデートする。
システム→システム管理→アップデートマネージャ
終わったら再起動する。

確認方法:
システム→システム管理→ソフトウェアソース
サードパーティソースに
deb http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu jaunty main universe multiverse restricted

が含まれていたらOK
ファイルから見るのであれば
/etc/apt/sources.list
を確認するとよい。

システム→システム管理→Synaptec パッケージ・マネージャ
再読込ボタンでエラーが出ないことを確認する。

ちなみにNetwalkerに入っているUbuntu(9.04:Jaunty)はサポート期限が2010/10/23で終わっていて、NetwalkerのUbuntuは10以降にアップグレードできない。なのでシステムアップデートでサポート期限切れのリポジトリを参照するように変更する必要がある。




●リモートデスクトップできるようにする

netwalkerを使ってのシステム管理はしづらいので、xrdpをインストールしてwindowsからリモートデスクトップできるようにする。
ただ、synapticからインストールするとバージョンが古くてwindows7から接続できないので自前でビルドする。
→微妙に失敗。これだとキーが一部おかしいです。

アプリケーション→アクセサリ→端末
$ sudo aptitude update
$ sudo aptitude install git-core autoconf libtool libssl-dev libpam0g-dev libx11-dev libxfixes-dev tightvncserver scim scim-anthy
$ cd
$ mkdir work
$ cd work
$ git clone git://xrdp.git.sourceforge.net/gitroot/xrdp/xrdp
$ cd xrdp
$ ./bootstrap
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

エラーなく終了。
$ xrdp --version
で見てみると0.6.0がインストールされた。
次にキーマップを作成

$ cd /etc/xrdp/
$ sudo /usr/local/bin/xrdp-genkeymap /etc/xrdp/km-0411.ini
$ sudo cp km-0411.ini km-e0200411.ini
$ sudo cp km-0411.ini km-e0210411.ini
$ sudo cp km-0411.ini km-e0010411.ini
このままだとキー配列がむちゃくちゃになるため設定ファイル?を編集する。
$ sudo gedit /etc/xrdp/startwm.sh
適当なところに下記を追記する

export XKL_XMODMAP_DISABLE=1

if [ "$LANG" = "ja_JP.UTF-8" ]; then
export XMODIFIERS=@im=SCIM
export GTK_IM_MODULE=scim
scim -d &
fi
xrdp実行

$ sudo /etc/xrdp/xrdp.sh start

この状態でwindows7からリモートデスクトップ接続してみる。
sesman-Xvncとかいうダイアログがでて、そこでnetwalkerのアカウント情報を入力。
・・・繋がったー
フォルダ名をアップデートしろとか出たのでとりあえずアップデートしといた。
日本語名を英語名に変えたいらしい。
#たぶんこれ、先ほどのシステムアップデート絡み?
以降はリモートデスクトップでらくらく操作。
・・・と思ったけど、キー配置がおかしいな・・・。
あんまり使えねぇ・・・。

参考:
http://blog.loadlimits.info/2010/02/linux%E3%81%A7%E8%A4%87%E6%95%B0%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%81%A7%E4%BD%BF%E3%81%88%E3%82%8B%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E7%92%B0/
http://fukushimaya2.blog103.fc2.com/?mode=m&no=23


●タッチパネルの改善

次の操作でタッチパネルが改善されるらしい?

$ sudo gedit /etc/hal/fdi/policy/preferences.fdi

最後のの直前に下記を追記する

<device>
 <match key=\"input.x11_driver\" string=\"evtouch\">
      <merge key=\"input.x11_options.movelimit\" type=\"string\">1</merge>
      <merge key=\"input.x11_options.longtouchtimer\" type=\"string\">1</merge>
 </match>
</device>
そして再起動


参考:
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=7342


●長押しで右クリック

タッチ長押しで右クリックができるように設定を変更する。
システム→設定→マウス
再ログインを促されるので従う。

参考:
http://ascii.jp/elem/000/000/463/463472/index-3.html



●コマンド打ち間違えのエラーを速くする

$ cd /usr/lib
$ sudo mv command-not-found command-not-found.bak

参考:
http://www.kokoro-navi.com/diary3/cat11/pc-1/cat67/netwalker/



●swap領域

普段使い用のMicroSDカードを用意し、そこにswap領域を作成します。
高速化はあまり望めないそうですが、単にメモリを補助するという意味ではあったほうがいいそうです。
また、本体におくとSSDの寿命を減らしてしまうので外部メモリに保存します。

ちなみに本来SDカードはfat形式じゃないとだめだそうで、
例えばカメラなんかはfat形式じゃないと読めないらしい。
また、windowsはextは(普通には)読めない。
fat32には1ファイルのサイズが4gbまで。

今回はSDHCの32gbを用意しました。
512mbをswapに、ついでに残りをデータ領域にします。
データ領域は2つにわけ、
アプリケーションやドキュメントなどを入れる用にext3を1gb、
辞書や動画・音楽などの大容量データ用としてfat32で残り。とします。
fat32で収まらない4gb超え辞書ファイルなどがある場合はext3を増やすなりしましょう。
ext3(ext2+)はシンボリックリンク機能などが使えるが低速、fat32は逆にシンボリックリンク機能などが使えないがext2より高速。だそうです。
ほんとはext4を使いたいところだがnetwalkerは対応していないらしい。
まずgparted入れる
$ sudo aptitude install gparted
次にsdカードのデバイス名をチェックする

$ df

/dev/mmcblk0がそれっぽい。
フォーマットする
$ sudo gparted /dev/mmcblk0 &


デバイス→パーティションテーブルの作成
未割り当てを選択して

パーティション→新規
前を0mibにして、512mibを確保。linux-swapを選択して作成。
ここで一旦適用ボタン。→/dev/mmcblk0p1として作成された。

残りの未割り当てを選択して
パーティション→新規
1024mibを確保。ext3を選択して作成。
ここで一旦適用ボタン。→/dev/mmcblk0p2として作成された。

残りの未割り当てを選択して
パーティション→新規
残りが全て選択されていることを確認。fat32を選択して作成。
もう一度適用ボタン。→/dev/mmcblk0p3として作成された。

gpartedは終了する。
swapをonにする
$ sudo swapon /dev/mmcblk0p1

確認
$ free

問題なければ起動時に自動マウントさせる
swap領域のuidを調べる
$ sudo blkid /dev/mmcblk0p1

fstabに追記する
$ sudo gedit /etc/fstab

UUID=○×△□ none swap sw 0 0

再起動して認識されていることを確認する。
ちなみに、SDカードを抜くときは一旦次のコマンドを実行する。
$ sudo swapoff -a
挿し直したあとは再度swapon

swapついでにデータ領域も自動マウントする
$ mkdir /mnt/ext3(任意)
$ mkdir /mnt/fat32(任意)
$ sudo blkid /dev/mmcblk0p2
$ sudo blkid /dev/mmcblk0p3
$ sudo leafpad /etc/fstab

UUID=○○○○ /mnt/ext3 defaults,noatime 0 0
UUID=○○○○ /mnt/fat32 defaults,noatime,uid=ユーザー名,gid=ユーザー名,umask=022,utf8 0 0

参考:
http://crystal-atmosphere.air-nifty.com/blog/2009/12/netwalkerswap-9.html


●メモリ領域確保

不要な自動起動アプリをやめる
システム→設定→自動起動するアプリ
例えば

Bluetooth Manager
視覚支援

など

参考:
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=5850


●時計を合わせる

$ sudo ntpdate ntp.nict.jp
$ sudo hwclock -w

参考:
http://webos-goodies.jp/archives/introduction_of_netwalker.html


●ホスト名の修正

$ sudo gedit /etc/hostname
最初はユーザー名になっているのでこれを変更する

$ sudo gedit /etc/hosts

最初は下のようになっています
127.0.0.1 localhsot
127.0.1.1 ユーザー名
・・・
次のように変更
127.0.0.1 localhost ホスト名
127.0.1.1 ユーザー名
・・・
(20120806追記)誤りのある設定と思われるので削除

再起動

参考:
http://webos-goodies.jp/archives/introduction_of_netwalker.html


●ターミナル

何かするたびに”端末”を立ち上げるのは面倒なので、
常駐型のターミナルを入れる。結構便利。

SynaptecでTildaをインストール
端末から
$ tilda -C &
でコンフィグ画面をだす
次のような感じで設定する

General
 Start Tilda hiddenをチェック
 Enable Double Bufferingをチェック
 Fontのサイズを10に

Appearrance
 Height/WidhtのPercentageを90
 PositionのCenterd Horizontally/Verticallyをチェック

Scrolling
 Scrollbar isをRightに

Keybinding
 Grab Keybindingを押してF5かF6あたりに変更する
 初期設定のF1だとヘルプとかぶって変になる

コンフィグをCloseで自動起動する。
設定は微妙に反映されなかったりするので、
その場合は1タブずつやったりするとうまくいく。
tildaが多重起動された場合はexitで全部閉じればOK。

以降、
$ tilda &
で起動する。

とりあえずは自動起動に入れておく
システム→設定→自動起動するアプリ
コマンド→tilda

参考:
https://translations.launchpad.net/tilda/trunk/+pots/tilda/ja


●update-apt-xapiを抑制する

cronで実行されるもののひとつにcpuを食いつぶすものがあるので抑制。
必要なときにはどうせ実行されるらしい
$ sudo chmod 644 /etc/cron.weekly/apt-xapian-index

参考:
http://www.kokoro-navi.com/diary3/cat11/pc-1/cat67/netwalker/


●壁紙変更

netwalkerの解像度は1024x600
それにあう好みの画像を手にいれて、デスクトップを右クリックして変更できる。
画像は↓に置くのが良さそう?
/usr/share/backgrounds

参考:
https://sharp-usersnet.jp/pcstudio/disp.asp?cno=8&tbno=0&dno=6


●スクリーンセーバー

/home/ユーザー/Pictureフォルダに画像をおいて
システム→システム設定→Gnomeスクリーンセーバー
で画像を選択するといい感じ。
その際、パワーマネジメント等で表示するタイミング・時間を設定する。

参考:
https://sharp-usersnet.jp/pcstudio/disp.asp?cno=8&tbno=0&dno=6



●バッテリー表示改善

標準の表示だとすぐに無くなって見えるが実際はそうではないらしい。
表示を%表示に変える。
ソフトウェアソースに次を追加してからアップデート
deb http://homepage3.nifty.com/moyashi/netwalker/ ./

$ sudo aptitude update

Synaptecでbattwalker.rbをインストール
システム→設定→自動起動するアプリで
「/usr/local/bin/battwalker.rb」を登録する
この状態だと標準のものも表示されてしまうので
システム→設定→電源の管理
全般タブの「バッテリー残量がほとんどない時だけアイコンを表示する」を選択する

参考:
http://moyashi.air-nifty.com/hitori/2009/09/netwalker-battm.html


続く

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